パンはパンでも食べられないパンは何だ?
謎の老婆「食べられないパン、でございます」
女性「食べられないパン?どういうこと?」
謎の老婆「食べられない、ということでございます」
女性「だから、どういうことよ!」
謎の老婆「それはお買いになった方だけがわかるのでございます」
女性「まあ、いいわ。買ってあげるわよ。300円ね」
謎の老婆「お買い上げ、ありがとうございます」
女性(その夜私はいつものように、抑えられない食欲を満たすために戸棚を漁ったけれど、どういうわけかスナック菓子もインスタントラーメンも見つからなかった)
女性「おかしいわねえ、まだたくさん残ってたはずなのに!あ、そういえばさっきお婆さんから買ったパンがあるじゃない!明日の朝ごはんにするつもりだったけど、食べちゃえ!」「痛!なにこのパン、さっきまでフワフワだったのに、噛んだらすごく硬い!?歯が折れちゃったじゃない!」
女性(歯が折れてしまった私は、歯医者に行くまで満足な食事を摂ることができなくなってしまった。歯が治ったあとも、夜遅くに食事をしようとするとあの日のことがちらついて、結局何も食べずに早くに寝るようになった。すると80kgあった体重は、ひと月で5kgも減ったのだった!)
女性「そうか!食べられないパンって、ものが食べられなくなってダイエットできるようになるパンってことだったのね!」