概要:小学校低学年でも楽しめる、ヨーロッパ企画が出演するコント形式で正しい日本語を学ぶための番組
ポイント
・どうやって成人したかわからないレベルの登場人物
・「これじゃあ意味がわからないよ」って、いやわかるでしょう・・・
蟲師ギンコのコメント
コントで面白おかしく正しい日本語がわかるってな感じの番組だが、そのコントがどうもおもろくない。この手の教育番組には基本、バカ枠とでもいうべきか、解説を促すための無知な存在がいるわけだが、この番組のバカ枠はその数が半端じゃなく多くその馬鹿さ加減も青天井である。壮年の小説家が「○○を食べた。○○を食べた。○○を食べた。おいしかった」なんて文を作るのはまだ可愛い方で、もう嘘でしょ?ってくらい馬鹿な奴ばかり出てくる。登場人物が対象年齢である小学校低学年ならまだしも、普通に社会人キャラが多く出てくるので笑えない。
「間違った書き方だと伝わらない」という教えが多いが、それが問題なのだ。「シチユー」と書いた缶詰があり、「シチユー」が何を意味するか分からない。「チヤーハン」と書かれた缶詰もあり、何を意味しているかわからない。ファミレスのメニューに「おむらいす」と書いてあるが、「おむらいす」がなんだかわからない、というように、正しい表記じゃないと理解できない先生役のキャラがいるわけだが、いやわかるだろう。チャーハンをチヤーハン、オムライスをおむらいすと書いたところで、ごく普通の教育を受けた人間なら理解にどんな支障が出るというのか。確かに表記に正しいものとそうでないものはあるが、ニンゲンちょっと違うものでも理解する力はあるわけで、音韻論的にも問題はなかろう。音韻論については説明がよくできないので各々調べてくりゃれ。
言いたいことはつまり、細かい表記よりももっと内容理解に支障をきたすようなミスを無くすためのポイントを意識した番組作りをすべきであるということじゃ。