大晦日のがんこちゃんゼロ見ましたか
がんこちゃんなど毎週見ているEテレソムリエたる私は当然風呂に入る時間を調節してまで見ました
いやー素晴らしかったですね
そもそも人間が滅ぶという前提で話が進むんだからバッドエンドが決まりきってるわけですが
途中までほのぼの進んでたんで
あれ、一応人間と別れるときは希望持った感じで別れるのかな、なんて思いましたが
そこは期待通り、というか期待以上にダークにしてくれましたね
レニーハート演じる砂お化けを完全にぶっ倒す超戦闘力のがんこちゃん
レニーハートは英語でがんこちゃん以降がんこちゃんレギュラーになったのか
サーンドサーンド連呼していた砂お化けは撤退時にヨーンド、ゴドーなんてなぜかダジャレをぶち込む
がんこちゃんと妹が仲良くなりお外で遊んで
家に帰ったら兄がいない。ベッドの上には砂
「母が帰ってきたから兄は一緒に出て行った」とのたまう緒方賢一ロボ
「お母さんがいなくなった時も砂がいっぱいあった」なんてネタバレ発言な妹
でも一人と一匹はロボ発言をそのまま信じて
「じゃあそろそろ帰るね」とアッサリがんこちゃん
一応「一緒に来る?」と誘ってみるも
「パパが帰ってくるかもだから、緒方賢一ロボもいるしヘーキ」と妹
でもパパ(松平健)はもう死んでいる(ご丁寧に息絶える瞬間も描写してくれてる。実は河童64に殺されるのかと一瞬思った。だって河童怖いんだもん)
だから一生帰ってこないわけだけど(そして一人で死を待つわけだけど)
がんこちゃんは「ジャーネー」と時計の中へアーレー
「私、また二人に会うときのために、ざわざわ森を楽しいところにする!」と
砂漠を眺めながら息巻くがんこちゃん
その足元で風に吹かれる砂をアップにしてエンド
こんな終わり方あるか!兄妹二人の死を一切直接的に描写してないのがゴイスー
さすがに二十年やってるだけあってがんこちゃんの奥深さを堪能できましたね
がんこちゃんで人間の存在が語られる話って大抵深いよね(これと魔法使いの木の話しか知らんけど)
久々にテレビを見てぞくっとなったのでした
三日に再放送でしたっけ。そりゃ見るよね
全然関係ないけどエンディングロールの日髙のり子と緒方賢一のフル活動っぷりが素敵