シエル「何だこれは?僕はテレビゲームの類はやったことはないぞ」
セバスチャン「存じ上げております。ですがこのゲーム、お子様や若い婦人の方々に大人気だとか。ファントムハイヴ社の社長として、流行りのものを体験することは今後の新商品開発の参考になるかと」
シエル「…仕方がない」
セバスチャン「存じ上げております。ですがこのゲーム、お子様や若い婦人の方々に大人気だとか。ファントムハイヴ社の社長として、流行りのものを体験することは今後の新商品開発の参考になるかと」
シエル「…仕方がない」
シエル「青い猫が話しかけてきたぞ」
セバスチャン「みしらぬネコというようですね。彼との会話で、坊ちゃんの操作するキャラクターの顔が決まるようですよ」
シエル「ほう。名前?シエルでいい。村の名前?ファントムハイヴ村でいい」
セバスチャン「遊び心のカケラもございませんね」
シエル「うるさい!…村の地形が選べるのか。どれも大して変わらないな。これでいい」
セバス「村に到着するようですよ」
セバスチャン「みしらぬネコというようですね。彼との会話で、坊ちゃんの操作するキャラクターの顔が決まるようですよ」
シエル「ほう。名前?シエルでいい。村の名前?ファントムハイヴ村でいい」
セバスチャン「遊び心のカケラもございませんね」
シエル「うるさい!…村の地形が選べるのか。どれも大して変わらないな。これでいい」
セバス「村に到着するようですよ」
―到着―
シエル「なんだこの顔は!?瞼が青いぞ!こんなキャラで僕に遊べというのか!?」
セバスチャン「案外お似合いかも知れませんね…クスクス」
シエル(イライラ)
シエル「何匹か迎えに来ているようだな。なんだこの犬は?餅巾着みたいだな」
セバスチャン「しずえですね。存外巷では人気があるようでございます。私も犬は趣味ではないのでわかりかねますが」
シエル「こんな犬のどこがいいんだろうな…。…僕が村長?何言ってるんだこいつは」
セバスチャン「どうやら勘違いされているようですね」
シエル「まったく迷惑な話だ…ん?だから違うと言っているだろう!僕の話を聞け!」
セバスチャン「これは…無理矢理村長をさせられるとは…酷い話です(クス)」
シエル「…(イライラ)」
シエル「なんだこの顔は!?瞼が青いぞ!こんなキャラで僕に遊べというのか!?」
セバスチャン「案外お似合いかも知れませんね…クスクス」
シエル(イライラ)
シエル「何匹か迎えに来ているようだな。なんだこの犬は?餅巾着みたいだな」
セバスチャン「しずえですね。存外巷では人気があるようでございます。私も犬は趣味ではないのでわかりかねますが」
シエル「こんな犬のどこがいいんだろうな…。…僕が村長?何言ってるんだこいつは」
セバスチャン「どうやら勘違いされているようですね」
シエル「まったく迷惑な話だ…ん?だから違うと言っているだろう!僕の話を聞け!」
セバスチャン「これは…無理矢理村長をさせられるとは…酷い話です(クス)」
シエル「…(イライラ)」
一時間後
シエル「おい…セバスチャン…」
セバスチャン「如何なさいました?」
シエル「まだやらなきゃ駄目なのか…?まだ家もないぞ。僕にテントで寝ろと言うのか?」
セバスチャン「お金は払ったようですので、明日には建つでしょう。一日くらい我慢なさい」
シエル「貴様…、とりあえずこの後どうすればいいんだ」
セバスチャン「他の住人の方に挨拶に行かれては?」
シエル「住人…、あぁ、駅に迎えに来てた奴らか。他にやることもないし、仕方ない」
シエル「おい…セバスチャン…」
セバスチャン「如何なさいました?」
シエル「まだやらなきゃ駄目なのか…?まだ家もないぞ。僕にテントで寝ろと言うのか?」
セバスチャン「お金は払ったようですので、明日には建つでしょう。一日くらい我慢なさい」
シエル「貴様…、とりあえずこの後どうすればいいんだ」
セバスチャン「他の住人の方に挨拶に行かれては?」
シエル「住人…、あぁ、駅に迎えに来てた奴らか。他にやることもないし、仕方ない」
4ごう「ん?アンタは…あぁ!新しい村長だね!ウチは4ごうっていうんだ。よろしく!」
シエル「セバスチャン…何だこいつは…!」
セバスチャン「4ごうさまとおっしゃるようですが」
シエル「見ればわかる!この見た目はなんだと言ってるんだ!こんな奴と一緒の村に過ごすのか!?」
セバスチャン「レディになんてことを…。英国紳士の名折れですよ」
シエル「レディ…コイツがか…?」
セバスチャン「…まぁ、住人は他にもいらっしゃいますから…」
シエル「セバスチャン…何だこいつは…!」
セバスチャン「4ごうさまとおっしゃるようですが」
シエル「見ればわかる!この見た目はなんだと言ってるんだ!こんな奴と一緒の村に過ごすのか!?」
セバスチャン「レディになんてことを…。英国紳士の名折れですよ」
シエル「レディ…コイツがか…?」
セバスチャン「…まぁ、住人は他にもいらっしゃいますから…」
たもつ「新しい村長さんだねぇ?ボクはたもつだよぉ。ウヒョッ」
ピティエ「あら、アナタが期待の新人?アタシはピティエっていうの。ザーマス」
ベアード「キミが新しい村長さんかい?ボクはベアード。キミとは仲良くなれそうな気がするよ…」
ピティエ「あら、アナタが期待の新人?アタシはピティエっていうの。ザーマス」
ベアード「キミが新しい村長さんかい?ボクはベアード。キミとは仲良くなれそうな気がするよ…」
シエル「………これは嫌がらせか…?ろくでもない奴らしかいないじゃないか!」
セバスチャン「人を見た目で判断してはいけませんよ。同じ村で過ごす内にきっと友情が芽生えて…」
シエル「くだらん!パッケージに書いてあるような奴らはいないのか!」
セバスチャン「住人はこれからも増えていくようですから…、おや、まだ一人挨拶していない方がいらっしゃるようですよ」
シエル「全く…。リリアン?全然期待できん…」
セバスチャン「人を見た目で判断してはいけませんよ。同じ村で過ごす内にきっと友情が芽生えて…」
シエル「くだらん!パッケージに書いてあるような奴らはいないのか!」
セバスチャン「住人はこれからも増えていくようですから…、おや、まだ一人挨拶していない方がいらっしゃるようですよ」
シエル「全く…。リリアン?全然期待できん…」
リリアン「あ!アンタが村長さん?アタイはリリアン!名前は…シエル?よろしくね!シエル!」
シエル「ようやくマシな奴が出てきたな…」
セバスチャン「命拾いしましたね…」
シエル「…やはりお前もさっきの奴らは外れだと?」
セバスチャン「…私の口からはとても…」
シエル「ようやくマシな奴が出てきたな…」
セバスチャン「命拾いしましたね…」
シエル「…やはりお前もさっきの奴らは外れだと?」
セバスチャン「…私の口からはとても…」
セバスチャン「では坊ちゃん、これから一か月は毎日最低一時間はこのゲームをプレイしていただきます」
シエル「一か月毎日一時間!?ふざけるな!こんな遊びに時間を費やすほど僕は暇じゃ…」
セバスチャン「最初に申し上げました通り、これは消費者心理を掴むための、いわば勉強の一環です。そもそもこのゲームは毎日コツコツ遊んでいただくように作られていますので、最低それぐらいは続けて頂かないと」
シエル「チッ」
セバスチャン「坊ちゃんがきちんとプレイされているかどうかはチェックさせて頂きます。万が一プレイされなかった場合、一か月おやつ抜きです。
シエル「悪魔め…」
セバスチャン「ええ。わたしはあくまで、執事ですから」
シエル「一か月毎日一時間!?ふざけるな!こんな遊びに時間を費やすほど僕は暇じゃ…」
セバスチャン「最初に申し上げました通り、これは消費者心理を掴むための、いわば勉強の一環です。そもそもこのゲームは毎日コツコツ遊んでいただくように作られていますので、最低それぐらいは続けて頂かないと」
シエル「チッ」
セバスチャン「坊ちゃんがきちんとプレイされているかどうかはチェックさせて頂きます。万が一プレイされなかった場合、一か月おやつ抜きです。
シエル「悪魔め…」
セバスチャン「ええ。わたしはあくまで、執事ですから」
シエル「毎日虫だの魚だの…なんで僕がこんなことを…」
シエル「このアルパカ…やっと起きたと思ったらなんがこの接客態度は…妻の方はやたらとついてくるし…ええい邪魔だ!」
まめきち「つぶきちとは12時間ごとにシフトを交代してまーす。あっそんなことよりなにかご用でございますかー?」
シエル「そんなことどうでもいいっ!下らんことをいちいち喋るな!」
マスター「コーヒー…一杯200ベルですけど…」
シエル「僕が店を建ててやったのに礼の言葉もないのか?僕は紅茶しか飲まないぞ」
たもつ「シエきちくん、Tレックスの化石を持っているな~?ボクの鼻甘くみないでよぉ。それずっと欲しかったんだぁ。ボクの1ばんだまの服と交換しようよぉ」
シエル「こいつ…」
ピティエ「ナシが木になってるのを見かけたわよ。食べ頃って感じですっごくいい香りがしたわ。あっそうそうナシのビタミンってお肌にいいのよね~。…えっと、前置きが長くなったけどナシを一つ持って来てくれる?」
シエル「こいつ……」
4ごう「アンタのイシダイ、ウチに500ベルで売っておくれよ!」
シエル「こいつ…ん?リリアンが近寄ってきたな」
リリアン「ねえ~シエル、聞いたよ~。サメ持ってるんでしょ~?アタイそれずっと欲しかったの!でもお金がなくて買えなくて!ようやくお財布にヨユーができたしシエルさえよければ売ってくれない?900ベルでどう?」
シエル「だああああああああああああああっ!!!!!!!!!」
シエル「このアルパカ…やっと起きたと思ったらなんがこの接客態度は…妻の方はやたらとついてくるし…ええい邪魔だ!」
まめきち「つぶきちとは12時間ごとにシフトを交代してまーす。あっそんなことよりなにかご用でございますかー?」
シエル「そんなことどうでもいいっ!下らんことをいちいち喋るな!」
マスター「コーヒー…一杯200ベルですけど…」
シエル「僕が店を建ててやったのに礼の言葉もないのか?僕は紅茶しか飲まないぞ」
たもつ「シエきちくん、Tレックスの化石を持っているな~?ボクの鼻甘くみないでよぉ。それずっと欲しかったんだぁ。ボクの1ばんだまの服と交換しようよぉ」
シエル「こいつ…」
ピティエ「ナシが木になってるのを見かけたわよ。食べ頃って感じですっごくいい香りがしたわ。あっそうそうナシのビタミンってお肌にいいのよね~。…えっと、前置きが長くなったけどナシを一つ持って来てくれる?」
シエル「こいつ……」
4ごう「アンタのイシダイ、ウチに500ベルで売っておくれよ!」
シエル「こいつ…ん?リリアンが近寄ってきたな」
リリアン「ねえ~シエル、聞いたよ~。サメ持ってるんでしょ~?アタイそれずっと欲しかったの!でもお金がなくて買えなくて!ようやくお財布にヨユーができたしシエルさえよければ売ってくれない?900ベルでどう?」
シエル「だああああああああああああああっ!!!!!!!!!」
フィニ「ど、どうしたんですか坊ちゃん!?おっきな声だして!?」
シエル「フィニ…これをやる…」
フィニ「…え?これって…坊ちゃんのゲーム?もらっちゃっていいんですか?」
シエル「ああ…好きにやっていいぞ…」
フィニ「わーい!坊ちゃんありがとうございまーす!」
シエル「フィニ…これをやる…」
フィニ「…え?これって…坊ちゃんのゲーム?もらっちゃっていいんですか?」
シエル「ああ…好きにやっていいぞ…」
フィニ「わーい!坊ちゃんありがとうございまーす!」
セバスチャン「おや…?あと5日で一か月経つのに、諦めてしまわれたのですか?」
シエル「あのゲームをあと5日やるくらいなら…一か月おやつが無い方がマシだ…」
セバスチャン「嗚呼…せっかく坊ちゃんの忍耐力の育成にいいと思い手に入れたのに…」
シエル「お前っ!あのゲームが苦痛だとわかっていたのか!」
セバスチャン「ファントムハイヴ家の執事たるもの、ゲームの出来不出来がわからずにどうします?ここ一か月近くの間、苦痛に耐えながらゲームをプレイする坊ちゃんの姿には涙がでそうになりましたよ(クスクス)」
シエル「貴様…!」
セバスチャン「あ、おやつ一か月抜きは敢行させて頂きます。坊ちゃんはこの頃おやつを食べ過ぎていましたからね」
シエル「………おまえは」
セバスチャン「?」
シエル「…おまえはやったのか、アレ」
セバスチャン「ええ勿論。ほんの一週間ほどですが」
シエル「短っ」
シエル「あのゲームをあと5日やるくらいなら…一か月おやつが無い方がマシだ…」
セバスチャン「嗚呼…せっかく坊ちゃんの忍耐力の育成にいいと思い手に入れたのに…」
シエル「お前っ!あのゲームが苦痛だとわかっていたのか!」
セバスチャン「ファントムハイヴ家の執事たるもの、ゲームの出来不出来がわからずにどうします?ここ一か月近くの間、苦痛に耐えながらゲームをプレイする坊ちゃんの姿には涙がでそうになりましたよ(クスクス)」
シエル「貴様…!」
セバスチャン「あ、おやつ一か月抜きは敢行させて頂きます。坊ちゃんはこの頃おやつを食べ過ぎていましたからね」
シエル「………おまえは」
セバスチャン「?」
シエル「…おまえはやったのか、アレ」
セバスチャン「ええ勿論。ほんの一週間ほどですが」
シエル「短っ」
フィニ「坊ちゃんごめんなさいいぃぃぃ!!!せっかくもらったゲーム、うっかり本体ごとぶっ壊しちゃいましたぁ!!!」
シエル「あぁ…別に構わん(うわぁ…何かすごいホッとした…)」
シエル「あぁ…別に構わん(うわぁ…何かすごいホッとした…)」
なにをとち狂ったか、SSなるものを初めて書いてみました!
なんで19世紀ぐらいで3DSやってるのかとか知らん!