2015-09-25 こちらチョコレート区工場前チャーリー 世界一の天才が考えた孤高の記事 来栖は孤独な青年だ。天涯孤独なうえ友人もおらぬ。しかしとりたて彼はそんな自分を哀れに思うこともなく、また周囲も彼を嫌っている訳でもない。ただなんとなく、いつのまにか周囲と距離ができてしまうだけなのだ。一人で何をするかといえば、専ら漫画を読んで過ごしている。出来の良い漫画には心からの称賛を送り、出来の悪い漫画を描いた漫画家には硝酸を送る。こんな日々を過ごしてもう数年は過ぎた。