料理で例えてわかりやすい形態論と統語論の違い
文法論において、現在は形態論と統語論に分けて考えることが一般的です。
形態論とは単語を、統語論とは構文のしくみを見る分野ですが
ここではその二つの違いをわかりやすくする例えを紹介します。
まず「庭」「きれい」「花」「咲く」という4つの単語があります。
そしてこれらの単語にそれぞれ
「庭」→じゃがいも 「きれい」→タマネギ 「花」→ニンジン 「咲く」→豚肉 を当てはめます
これらの材料(単語)で料理(文)を作ると
「庭にきれいな花が咲いた」→カレー
「庭に咲いた花はきれいだ」→肉じゃが*1
と、同じ材料でも調理(構文のプロセス)の違いによって別の料理ができます
材料の性質、成分や栄養などを研究するのが形態論
レシピを研究するのが統語論なのです
ウーンわかりやすい!天才!